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2009年7月

新レンズ [ドイツ事情]

投稿日時:2009/07/08(水) 19:31

言葉の壁があると何か新しいことをするにあたってどうしてもためらいがちになってしまいます。それなので常に安全路線を辿り、何事も起こらないように慎重に慎重にやっていたはずですが...なんとコンタクトレンズをなくしてしまいました!気づかないうちに目から外れて行方不明になってしまったので、もう探しようがありませんでした。世界が急に陰り、どーーーんと暗い気持ちになりました。が、ずっと落ち込んでいるわけにはいきません。日本にいれば、その落ち込みも半分ぐらいな上、難なく問題を乗り越えられますが、なんせここはドイツ...ドイツ語でコンタクトレンズってどう言うの?コンタクトはいったいどこで買えばいいの??そもそもハードレンズってドイツで売ってるの?から始まります。そんな場合の対処法として、1)彼に助けを求める、2)勢いで自分1人で乗り込む!... そして今回は彼の力を借りず、自分で乗り込んでみました!

ドイツ語でコンタクトレンズはContactlinsen(コンタクトリンゼン)と言います。ドイツ人の友達に聞き、ドイツではコンタクトはメガネ屋さんで買う!ということが分かりました。そしてそこからが勝負です。ドキドキしながら、近くの某大手メガネ屋さんへ。受付のお姉ちゃんがとっても恐そうでしたが、勇気を振り(←震えるチワワのような気持ち)、私:"コンタクトをなくしてしまったんだけど、ここでハードレンズを買えますでしょうか?(最上級の丁寧語な上、かなり下手に出ました)”、お姉ちゃん:"ここではハードレンズは取り扱ってないからどうすることもできないわ!"、私:"......"。無愛想なお姉ちゃんにもうどうすることもできない私。逃げるようにその場を去りました。そしてもう1度自分を奮い立たせ、再挑戦!今度はもう1つの大手メガネ屋のfielmannへ。まずはお店のショーウインドーから中の様子を伺って、、、どう見ても怪しげだったと思います。でもたくさんのお客さんでにぎわっているし、きっと大丈夫なはず!!そして再度勇気を振り絞り、受付のおばちゃまのところへ。"ハードレンズ?ここで買えるわよ~。あら、今は片目しかレンズがないなら困ったわね。予約をとるからちょっと待ってね!" 超好印象!!!そこからは頑張った甲斐があり、問題なく全て順調に進み、ついにハードレンズを購入することができました!!担当の眼科医のお姉さんは以前観光で日本に行ったことがあるそうで、簡単な日本語で挨拶してくれました。日本の眼科と同じように視力チェックなどをして、次の週に無事新しいレンズをもらうことができました。感激的なことに、新しいレンズが出来上がるまで、失くした方の目のレンズを無料で貸してくれたので本当に助かりました!

ドイツ人は体が大きいからレンズも大きい?!と心配していましたが、いろいろなサイズのレンズがあるのでちゃんと自分の目の大きさ、カーブに合わせたレンズを買うことができました。お店の人の対応だけでなく、アフターサービスもしっかりしていました。レンズがちゃんと目に合っているか調べるためにレンズを購入した2週間後に無料再診があり、レンズが合わない場合は無料で交換してくれます。実は最初のレンズがなんと日本製(メニコン)でしたが、レンズが厚すぎて目に酸素が入らず、長時間つけていると気持ち悪くなってしまいました。眼科医のお姉さんに相談したところ、無料で違うレンズに交換してくれ、その後は問題なく今まで快適に過ごしています。そして昨日fielmannからお手紙が届きました。 "新しいレンズといかがお過ごしですか?私共のレンズにご満足いただけるようにあらゆる無料サービスを提供いたしております。もし万が一レンズが合わない場合は、3ヶ月以内なら無料でレンズ交換いたします..." 日本で考えれば普通のサービスに感じますが、ドイツにおいては何とも好印象続きの体験でした。

このような問題が起きた時はとっても必死ですが、後から笑い話になる出来事がたくさんあります。こうしてどんどんたくましくなっていくのです!

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