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2013年10月

冬時間開始 [ベルリン情報]

投稿日時:2013/10/24(木) 22:57

今年もまた私の大好きな季節である秋がやってきました!昨年ほど寒さに凍えることもなく、日中は15度ぐらいの過ごしやすいお天気が続いています。今月初めから先週末まで、毎年恒例の"Festival of Lights"(イベント詳細はこちら)、そして"Berlin leuchtet"も同時開催されていました。町中あちらこちらの建物がライトアップされるだけでなく、光のアートや映像作品も見ることができ、芸術の秋を十分に味わうことができました。

  大混雑だったブランデンブルク門

 歓声が上がった北斎の富嶽三十六景

  
ウォーホルやリキテンスタインなどの現代アートが次々と映し出されたポツダム広場

今年は10月の初め頃から紅葉が始まりましたが、あまり寒さが厳しくないせいか、紅葉もイマイチな気がします。美しい紅葉を見るには、昼と夜の寒暖差が大きくなければいけないそうです。寒くないのは過ごしやすくていいことですが、紅葉のためには良くないですね。とは言っても、東京に比べベルリンは町中に緑があふれているので、東京にいた時のようにわざわざ紅葉を見に公園や山に出かけなくても、町中を歩きながら楽しむことができます。紅葉を楽しむ側にとってはいいことですが、道の清掃をする人たちは本当に大変です!この時期は頻繁に清掃隊を見かけます。チームワークでやっているようで、長いホースのついた掃除機を背中に背負い、ものすごいパワーの風で歩道から車道に落ち葉を飛ばす係、飛ばした葉っぱをほうきで掃いて落ち葉の山を作る係、そこに巨大タワシみたいなものをいくつもグルグル回しながら車道の落ち葉を掃いて吸い取るオレンジの清掃車を運転する係、、、あまりに落ち葉の量が多すぎて清掃隊にとっては気の遠くなる仕事ですが、とてもダイナミックすぎて(!)思わず立ち止まって見てしまいます。落ち葉の掃除も大変ですが、雪解け後の道の清掃もかなりハードだと思います。凍った雪道で滑らないようにたくさんの砂利が撒かれるため、雪が解けた後は雪の下から出てくる大量のゴミ(!)と砂利を集めなくてはならないからです。数年前は大量の雪が降り続け、春に雪の下からまるで貝塚のように化石化した数か月前のゴミが出てきたのを覚えています。ベルリンの清掃会社であるBSR社のカラーはオレンジ。町中至る所に設置されているゴミ箱もオレンジ、清掃係のユニフォームも蛍光オレンジ、清掃車もオレンジ、とにかく鮮やかです。ゴミ収集車も東京の道では狭くて通れないような巨大なトラックです。アパートに設置されているゴミ箱ももちろん巨大ドイツサイズなので、清掃チームの人たちもムキムキマンばかりで大きなゴミ箱を勇ましくゴロゴロ運んでいる姿をよく見かけます。私はひそかに彼らを”オレンジの男たち”と名付けています。

   町中に設置されているポスト(デザインもよく変わります)

今週の日曜日には夏時間が終わり、いよいよ冬時間が始まります。毎年10月の最後の日曜日の3時に時計の針を1時間戻し、日本との時差が再び8時間になります。年に2回も時計の針をずらして、、、という作業を面倒に感じていますが、夏は仕事が終わってもまだ明るい、冬は今までよりも1時間長く寝られるというメリットもあります。これから春が来るまで日がどんどん短くなっていき、朝出かける時も、仕事から帰ってきた時も真っ暗!という生活が始まります。

引き続き、芸術の秋・食欲の秋を楽しみたいと思います!
 

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