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2007年8月

MADE IN GERMANY [旅レポート]

投稿日時:2007/08/20(月) 11:45

ベルリンに来て以来、ドイツ国内外のいろいろな街に行きました。海外はアムステルダム、ウイーン、プラハ、ヘルシンキ、ロンドン、、、。EU圏内ならパスポートチェックもなしで、すぐに入国できてしまいます。

 

先週末は、 MADE IN GERMANYという展覧会を見に、ベルリンからICE(ドイツ版新幹線)で2時間ぐらいのところにあるHannover(ハノーバー)に行ってきました。この“MADE IN GERMANY”は5月末から始まり、来週末で終了する今話題のモダンアートの展覧会です。特にハノーバーでは街中この展覧会のロゴマークのカラフルバーコードを見かけました。ドイツ各都市で活動中の若手ドイツ人・外国人アーティストのとてもダイナミックな作品がたくさんありました。美術館のそれぞれの展示室が広く、天井も高いため、1つ1つの作品のサイズもとても大きかったです。美術館の入り口に滝みたいに天井から水の文字が流れてくる作品(写真)、大きなトラックの中ににわとりがいる作品、、、言葉で作品を説明するのは難しいですが、一部屋一部屋さまざまな作品があっておもしろかったです。立体、絵画、写真だけでなく、映像を使ったメディア作品がたくさんありました。3つの美術館で同時開催、そして全部で52作品あるため移動で大忙しでしたが、10ユーロでこれだけの作品を見られるのはとてもお得だと思います。

 
  'MADE IN GERMANY'のチラシと入場券(カラフルバーコードです)

 

 上から水がジャージャー降ってきます

 

 いろいろな電球とたくさんの蛍光灯を使った木の作品

 

ハノーバーには道に観光名所をつなぐ赤い線が引いてあります。この線は、決してずっとまっすぐなわけではなく、街灯や車止めなどがある時はちゃんとそこをカーブしたラインになっているので、時々線がグネグネしています。この線をたどっていけば、いろいろな名所を見ることができます。

 

そして夕方は、美しい庭園で有名なヘレンハウゼン王宮庭園に行きました。幾何学模様の花壇、大きな噴水などがあり、とにかく広い!歩いて、歩いて、歩き疲れました。夏の間は夜の9時半からライトアップが始まります。天使の像や噴水がやわらかい光に照らされてとてもきれいでした。

 

 光の噴水

 

夜はホテルに宿泊。このホテルがまたすごい!10時頃には入り口のドアがロックされ、レセプションにはだーれもいません。そのためチェックインの時に入り口の鍵を渡されます。そしてさらに驚いたことに、なんとレセプションとレストランで働いている人が一緒でした。さっきまで朝食の準備でパンを運んでいたおばちゃんがチェックアウトの手続きをしているじゃありませんか!1人2役の大忙しな職場です。

 

日曜日はハノーバーから普通電車で45分ぐらいのところにあるCelle(ツェレ)に行きました。戦災を免れたため、旧市街には昔ながらの木組みの家がかなりの広範囲で残っていて、とてもきれいな街並み。観光ガイドの写真そのまま!!三角屋根や水色、黄色、ピンクなどのカラフルな壁や白い窓。南ドイツのローテンブルクやニュルンベルクなどのロマンチック街道の街ではこのような家がたくさん見られますが、北ドイツでは初めて見ました。マックや普段行くデパートや薬局なども木組みの家でできていておもしろかったです。ちなみにツェレは北ドイツの真珠と呼ばれているそうです。そしてもちろんマンホールのチェックも欠かせません!

 

  
きれいな街並み!           豪華な装飾の家             ツェレのマンホール
 

夕方はベルリンへの帰り道にあるWolfsburg(ヴォルフスブルク)に立ち寄って、アールトの設計したカルチャーホールと教会を外から眺めてきました。時間が遅くて閉まっていたので中に入れなくて残念でした。先月フィンランドに行った時に、コンサートホールや市役所などアールトが設計した建築や教会をいろいろ見ましたが、ヴォルフスブルクの建物もドアの取っ手や照明が同じデザインだったので、またフィンランドにいるような懐かしい気分になりました。ちなみにヴォルクスブルクにはフォルクスワーゲンの工場があり、なんとシティーセンターと同じぐらいの大きさのため、スタッフの数も多いそうです。そのため街を走っているほとんどの車がフォルクスワーゲンでした。

 

今週末は展覧会、街並み、建築めぐり、とアートな週末でした。

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