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ブログ 2009/11
ベルリンの壁崩壊20年 (20 Jahre Mauerfall)[2009年11月]
投稿日時:2009/11/11(水) 15:11
今年の秋は本当にどんより天気... 先月から青空の日は数日だけです。先週はなんと雪が降りました!
今月初めから再びドイツ語コースが始まりました。今回のコースは試験もなく、自らの意思で受講していますが、予想に反し(!)、かなり大変。ビシビシ先生のもとで毎日山のような宿題をこなしています。
日本でもたくさんの特集番組があったようですが、先日11月9日は1961年から1989年までの28年間東西を隔てていたベルリンの壁が崩壊して20年。先週末から、ドイツそして世界各地からの観光客と共にベルリンの街全体が"自由の祭典 (Fest der Freiheit)"で大盛り上がりでした。イベントのハイライトはドミノ倒し! 様々な若者やアーティストたちがカラフルにペイントした1000個のドミノがライヒスタークからポツダム広場までかつての壁に沿って1.5キロずらーり。このドミノは、高さ2.5メートルの発泡スチロール製で重さも20キロあるので、風でも倒れませんでした! かつて東欧の民主化の流れがベルリンの壁崩壊に至ったことにちなんで、まず初めにポーランドのワレサ元大統領がドミノを押し、次々と壁ドミノが倒れていきました。雨が降り耳が痛くなるような寒さでしたが、ドミノ周辺はどこも観客でギッシリ。ドミノが倒れた瞬間から大歓声が上がりました。
このイベントのために、メルケル首相、ケーラー大統領、ベルリンのヴォーヴェライト市長、ブラウン首相(英)、サルコジ大統領(仏)、メドヴェージェフ大統領(露)、クリントン国務長官、そしてベルリンの壁の大影響を与えたゴルバチョフ元ソ連大統領など各国のVIPたちが大集合し、ボン・ジョヴィのコンサート、フィナーレに花火、と超豪華イベントでした。
車道も歩道もドミノで遮断!
ベルリンや東西ドイツの象徴である建物やキャラクターが描かれているドミノがたくさんありました
アンペルマンもあちこちで登場!
ベルリンの壁が崩壊したのは私がまだ小学生の時でした。たくさんの人たちが壁の上に立ち、ドイツ統一の喜びをかみ締めている映像や写真を見ながらも、ドイツの歴史上最も重大な出来事にいまいちピンとこなかったのを覚えています。あれから20年... まさかここベルリンで20周年を体験することになるとは思いもしませんでした。同じ1つの国でありながらも、戦後からドイツ統一までの約45年間別々の道を歩んできた西と東の国が1つの国としてやっていくには私にとって想像もできない複雑な歴史や文化背景が絡んでいるため、決して容易でないことばかりです。連日放送されている特集番組や街中の人々の様子を見ながら、少しずつではありますが歴史の重さを体で感じられるようになりました。
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