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オススメのイベント in ベルリン
2015/11/01
日本では伝統とモダンな文化が混ぜ合わさった年中行事、そしてその行事に合わせた食べ物で季節を感じます。お正月のおせち料理で新しい1年が始まり、春になると桜の木の下でピクニック、夏には蝉の鳴き声を聞きながら花火大会、秋には色鮮やかなモミジやイチョウを見に出かけ、冬にはおいしいお鍋を囲んで体を温めます。
ベルリンも日本と同じように四季がありますが、季節の楽しみ方が異なる気がします。長く、暗い冬が明け、色鮮やかな春が始まります。水仙、クロッカス、チューリップ、菜の花が咲き乱れ、人々はオープンカフェでのんびりとカフェや食事を楽しみます。夏は、短い日照時間を楽しもうと、芝生の上で日光浴をしている人たちがたくさん。急激に肌を焼いて、日射病にならないか心配してしまいます。日も長く、夜の9時過ぎまで明るいので、夜遅くまでビールを片手に盛り上がっている人たちをよく見かけます。そして、秋は日本よりもだいぶ早く訪れ、9月半ばには街が赤や黄色に染まります。葉っぱが散る頃には、気温がだいぶ下がり冬に突入です。一面銀世界、そしてマイナス10度から20度の日々が続きます。天気が悪い日も多いのですが、冬のドイツの美しさも格別です。
ベルリンに来て間もない時は日本のような季節感が感じられず物足りなかったのですが、ベルリンではさまざまなイベントが次々と開催されるので、毎月のイベントでも季節を感じられるようになりました。
毎年開催されているベルリンのオススメのイベントを紹介したいと思います。
【1月】
極寒日が続き、寒さとの戦いの日々が続きます。。。東京ではあり得ない、オドロキ冬体験が続きます。
【2月】
寒さがまだまだ厳しい2月ですが、日がだいぶ長くなり、春までもう少し!
●Berlinale
2月初旬から10日間開催されるベルリン映画祭。極寒の季節の唯一の楽しみです!2016年度は2月11日~21日に開催。話題の映画をいち早く見ることができ、毎年数本上映される日本の映画も人気です。運が良ければ、舞台挨拶で映画に出演している俳優や女優や監督を身近に見ることができます。オリジナルグッズもかっこいい!
体験レポート 2010年 2011年 2012年
【3月】
春のやわらかい日差しに変わり、人々の顔にも笑顔が戻ってきます。3月の最後の日曜日から夏時間が始まり、日本との時差は7時間になります。
●ITB Berlin
3月初旬に開催される世界最大の旅行見本市。2016年は3月9日~13日に開催(一般客は12日と13日のみ入場可能)。世界中から185カ国1万以上もの出展者、来場客も18万人以上だそうです。観光局のスタッフから直接アドバイスがもらえるので、旅行プランを立てるのに役に立ちます。会場はとにかく広く、どこを歩いているのか分からなくなります。旅行博でパンフレットをかき集め(もらいすぎ注意!)、妄想旅行をしましょう!
見本市会場
●復活祭 Ostern
英語ではイースター(Easter)ですが、ドイツ語ではオステルン(Ostern)と言います。復活祭は、キリストが十字架にかけられて亡くなった3日目に復活するお祝いで、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日、だそうで(やたら説明がややこしい...)、毎年日付が変わります。年によって、3月になったり4月になったり、前年から大幅に日程が変わることもあるので、カレンダーを見ないといつがイースターだか分かりません!キリストがお墓から出て復活したことを、ヒナがタマゴから生まれることに結びつけているイースター・エッグ、そして多産で生命の象徴であるイースター・バニーが街のあちこちで見られます。ドイツに来るまで、キリスト教徒にとって1番大切なイベントはクリスマスと思っていたのですが、なんと復活祭が1番重要だとのこと。毎年復活祭を迎える時期は、待ち遠しい春が来る時期でもあるので、ウキウキしてしまいます。
毎年イースターになると現れるLindt社のラビット・チョコ
【4月】
イースターを過ぎると、冬の銀世界から、春の鮮やかな花世界へ一気に変わります。
●お花見 Kirschblüte
日本の春と言えば、お花見!天気予報では桜前線と共に、桜の開花予想がなされます。インターネットでも各地の桜の開花状況を確認することができるので、開花に合わせてその場所に出向くことができます。ドイツには残念ながらそのような便利なシステムはありませんが、4月半ば頃から道や公園で桜を楽しむことができます。ベルリンの壁が崩壊した直後の1990年に、テレビ朝日系列主催の「さくらキャンペーン」で桜の植樹のための寄付金を募り、壁の跡地に9000本以上もの桜の木が植えられたそうです。その桜が育ち、現在では見事な桜並木になっています。こちらのホームページで桜が植えられた場所や本数が分かります。南ベルリンのTeltow (S25 Lichterfelde Süd駅から徒歩約10分、Paul-Gerhardt-Str沿い)や、東ベルリンのMarzahn にあるGärten der Weltの日本庭園・中国庭園・韓国庭園、ポツダム郊外のFerchにある盆栽庭園などで桜祭りが開催され、ドイツ人の心を和ませています。オススメの桜の名所はこちらです。
【5月】
まだまだ肌寒い日もありますが、オープンカフェを楽しむ人が続々と出てきます。
●Tulipan
4月半ば~5月半ばまでBritzer Gartenで開催されているチューリップ祭。5月初旬が見頃です。カラフルなチューリップの花畑に感激!アクセスは不便ですが、毎年行く価値があります。8月末~10月末まで開催されているダリア祭もオススメです。
体験レポート 2008年
【6月】
気温も安定し、過ごしやすい日々が続きます。貴重な太陽の光を楽しみます。
●DMY (International Design Festival Berlin)
6月初旬に5日間開催されるデザイン・イベント。世界中の若いデザイナーによる家具や雑貨が展示されていて、毎年ステキな作品に出会えます。2015年度は6月10日~6月14日まで開催。以前はデザイン・マイとして5月に開催されていました。作品コンセプトについて聞いたり、スモールトークをしたり、デザイナーと直接話せるチャンスがあるのでおもしろいです!旧・テンペルホフ空港がメイン会場ですが、開催期間中はベルリン各地のギャラリーやショップでもイベントを楽しむことができます。
体験レポート 2008年 2009年以降の写真
●フランス祭り
6月半ば~7月半ばまでCentre Français de Berlin (U6 RehbergeまたはAfrikanische Str.から徒歩数分)で開催。ブースは少し安っぽいですが、フラムクーヘンやクレープ、ワインなどプチ・フランス食体験ができます!同時期にテーゲル空港近くのもう1つの会場でVolksfestも開催されます。
【8月】
残りわずかな夏日を楽しもうと、公園やオープンカフェが大にぎわい!
●Lange Nacht der Museen
2013年まで年に2回開催されていましたが、2014年以降毎年1回のみの開催となりました。8月末の土曜日の夕方18時~夜中の2時まで100以上の美術館や博物館を楽しむことができます。入場できる美術館は毎回異なり、有名美術館から今まで行ったことないような小さな美術館まで、夜遅く(早朝?)まで芸術鑑賞ができます。18ユーロのチケットで電車やバスも乗り放題、各美術館からシャトルバスも出ているので、移動も楽々!2015年度は8月29日に開催。
体験レポート 2007年 2008年
●Tag der offenen Tür
年に1回、8月末の週末に首相官邸と各省庁が一般公開されます。普段入れない官省庁の建物内を自由に見学ができ、オリジナルグッズももらえます!運が良ければ、首相や長官に出会えるかも!2015年は8月29日・30日に開催。
体験レポート 2007年
【9月】
半ばを過ぎると、秋の日差しに変わり、木々の葉っぱも色づいてきます。芸術の秋が始まります!
●Musikfest Berlin
8月下旬から9月半ばまでベルリン・フィルハーモニーで開催されるクラシック音楽祭。2015年度は9月2日~20日に開催。2012年はベルリンフィルだけでなく、ロンドンフィルやフィラデルフィア管弦楽団、かつて佐渡裕さんが指揮をしていたベルリン・ドイツ交響楽団などの一流オーケストラが毎日演奏しました。チケットも15ユーロ~でとてもお得!人気あるコンサートチケットはもちろんすぐに完売してしまいますが、普段クラシックに触れる機会の少ない人も気軽に楽しめる音楽祭です。
●Positions Berlin
9月中旬に旧・テンペルホフ空港で開催されるアート・メッセ ”Preview Berlin"が今年から生まれ変わり、"Positions Berlin"になりました (9月17日~20日に開催)。ベルリン、ロンドンなどの都市のギャラリーが各ブースでアート作品を展示しています。規模も内容も"Art Basel"には及びませんが、雰囲気を味わうだけでもおもしろいです。
2014年度は"Berlin Art Week"の一環として、様々なイベントが同時開催されました。
イベント写真 2008年
●Berliner Liste
"abc"や"Positions Berlin"と同時期に開催されている現代アート&写真フェア。2015年度は9月17日~20日に開催。世界の110以上ものギャラリーが参加するベルリン最大のアートフェアです。
●abc - art berlin contemporary
Positions BerlinやBerliner Listeと同時期に開催されている現代アートのイベント。2015年度は9月17日~20日に開催。世界の約110のギャラリーが参加し、各ブースでさまざまなダイナミックなアート作品が展示されます。
●Tag des offenen Denkmals
文化財保護法によって文化財として指定されたドイツ中の記念物が9月半ばの週末に一般開放されます。2015年度は、9月12日・13日に開催。ベルリンだけでも250ヶ所以上の教会、集合住宅、学校、美術館などの記念物でボランティアによる見学ツアーが開催され、普段は入ることができない場所も無料で見学することができます。あまりの数で残念ながら一度に全て周りきれません!
【10月】
紅葉、そして旬のカボチャのオレンジと、春とはまた異なる鮮やかな秋景色になります。10月最後の日曜日から再び冬時間に戻り、日本との時差は8時間になります(朝3時に2時に切り替わります)。
●紅葉
日本よりも1ヶ月以上早く秋が訪れるベルリン。9月半ば頃から葉っぱの色が赤や黄色に変わり始め、紅葉を楽しむことができます。オススメは、ライヒスターク周辺のカラフルな木々とポツダムのサンスーシー宮殿庭園にある菩提樹並木の黄色のカーペットです。外苑前のイチョウ並木を思い出します!
●Tag der Deutschen Einheit (東西ドイツ統一記念日)
10月3日は東西ドイツが統一された記念日です。毎年ブランデンブルク門前でコンサートが開催されたり、ブースが立ち並んだり、大にぎわいです。統一20年を迎えた2010年はライヒスターク前で盛大なイベントが開催されました。2014年度はベルリンの壁崩壊25年という節目の年なので、11月7日~9日までベルリン市内各地で多くのイベントが企画されました。その中でもベルリンの壁跡を8000もの白いバルーンの光で灯す"LICHTGRENZE (光の国境線)"が注目を浴びました。
体験レポート 2009年 2010年
●Festival of Lights
10月半ばから10日間弱にわたって、ブランデンブルク門、テレビ塔、大聖堂など60ヶ所以上の建物がライトアップされます。普段とは一味違ったベルリンの夜を楽しみませんか?2015年度は10月9日~18日に開催。もう1つのライトアップイベント BERLIN leuchtet もほぼ同時開催されています。
体験レポート 2007年 2009年 ライトアップ写真
【11月】
朝起きるとまだ真っ暗、夕方帰る時も真っ暗、、、寒さも厳しくなり、気の重い日々が続きます。でも、この月の楽しみは後半から始まります。
●Weihnachtsmarkt (クリスマスマーケット)
11月になると街中はすっかりクリスマスモードになり、11月後半からクリスマスマーケットも始まります。中には数日しか開催されないマーケットもあるので、日程確認をお忘れなく!11月のみ開催のオススメのマーケットは、Finnland-Zentrumのフィンランド・クリスマスマーケット(毎年11月半ば以降の週末に開催)、Christianskircheのデンマーク・クリスマスマーケットとSchwedische Viktoriagemeindeのスウェーデン・クリスマスバザーです(毎年11月の最後の週末に開催)。アットホームなマーケットですが、北欧のかわいい雑貨や食べ物を買うことができ、北欧の雰囲気を楽しめます。
【12月】
12月の楽しみと言えば、1日~24日までの日にちが書かれた窓をカウントダウンしながら開けていくアドベント・カレンダー(Adventkalender)です。毎日どんな絵が出てくるかワクワクしながら窓を開けます。24日はサンタさんの絵が多いですが、その他の日は意外な物が出て来る時もあります。最近は絵だけでなく、チョコレートやレゴなどのオモチャが出てくるカレンダーもあります。クリスマス前は日曜日も営業しているお店が増え、クリスマスプレゼントを買いに来たお客さんで大混雑です。クリスマスツリーは本物のもみの木を買うファミリーが多く、町中各地で様々な高さや太さの木が売られています。早く買わないとバランスのとれたステキな木を買うことができないそうで、みんな必死になって探しています。ちなみにドイツでサンタクロースはサンタさんではなく、聖ニコラウスと呼ばれています。いい子にしていると、12月6日(聖ニコラウス・デー)に、お菓子やちょっとしたプレゼントが靴下に入っているそうです。そして24日は、"天使"からプレゼントをもらうそうです。子どもたちはたくさんのプレゼントをもらえていいですね。24日午後から26日まではお店も閉まり(25日と26日は祝日)、町中もとっても静かです。ドイツでは、クリスマスは家族でのんびりゆったり過ごしますが、大晦日は友達たちと飲んで、飲んで、飲んで、食べて、カウントダウンして新年を迎えるのが主流のようです。大晦日の夜はあちこちで花火が飛び交い、まるで戦争のようです...
●Weihnachtsmarkt (クリスマスマーケット)
12月になるとドイツ中の町でクリスマスマーケットが開催されます。ベルリンでも100カ所近くマーケットが開かれ、毎週末マーケットのはしごで大忙しです。大きなマーケットの前には大型バスが何台もとまっています。グリューワイン(ホットワイン)を片手にソーセージを頬張っている人たちがたくさん!マーケットではクリスマスのオーナメントだけでなく、さまざまな手作り品も売られているので、クリスマスプレゼント&お土産探しに最適です。オススメは、デザイン系のHoly.Shit.Shopping、Kreuzbergのクリスマス・フリーマーケット、Mexikoplatzのアドベント・アートステーション、Mitte区のSophien通りで開催されるエコ・クリスマスマーケット、ジャンダルメン広場のマーケットです。その他のベルリンのマーケットリストはこちらまたはこちらをご覧ください。寒さも本格化し、夕方4時で真っ暗な日々ですが、マーケットで心も体も温まります!
体験レポート 2009年 2010年
ベルリンも日本と同じように四季がありますが、季節の楽しみ方が異なる気がします。長く、暗い冬が明け、色鮮やかな春が始まります。水仙、クロッカス、チューリップ、菜の花が咲き乱れ、人々はオープンカフェでのんびりとカフェや食事を楽しみます。夏は、短い日照時間を楽しもうと、芝生の上で日光浴をしている人たちがたくさん。急激に肌を焼いて、日射病にならないか心配してしまいます。日も長く、夜の9時過ぎまで明るいので、夜遅くまでビールを片手に盛り上がっている人たちをよく見かけます。そして、秋は日本よりもだいぶ早く訪れ、9月半ばには街が赤や黄色に染まります。葉っぱが散る頃には、気温がだいぶ下がり冬に突入です。一面銀世界、そしてマイナス10度から20度の日々が続きます。天気が悪い日も多いのですが、冬のドイツの美しさも格別です。
ベルリンに来て間もない時は日本のような季節感が感じられず物足りなかったのですが、ベルリンではさまざまなイベントが次々と開催されるので、毎月のイベントでも季節を感じられるようになりました。
毎年開催されているベルリンのオススメのイベントを紹介したいと思います。
【1月】
極寒日が続き、寒さとの戦いの日々が続きます。。。東京ではあり得ない、オドロキ冬体験が続きます。
【2月】
寒さがまだまだ厳しい2月ですが、日がだいぶ長くなり、春までもう少し!
●Berlinale
2月初旬から10日間開催されるベルリン映画祭。極寒の季節の唯一の楽しみです!2016年度は2月11日~21日に開催。話題の映画をいち早く見ることができ、毎年数本上映される日本の映画も人気です。運が良ければ、舞台挨拶で映画に出演している俳優や女優や監督を身近に見ることができます。オリジナルグッズもかっこいい!
体験レポート 2010年 2011年 2012年
【3月】
春のやわらかい日差しに変わり、人々の顔にも笑顔が戻ってきます。3月の最後の日曜日から夏時間が始まり、日本との時差は7時間になります。
●ITB Berlin
3月初旬に開催される世界最大の旅行見本市。2016年は3月9日~13日に開催(一般客は12日と13日のみ入場可能)。世界中から185カ国1万以上もの出展者、来場客も18万人以上だそうです。観光局のスタッフから直接アドバイスがもらえるので、旅行プランを立てるのに役に立ちます。会場はとにかく広く、どこを歩いているのか分からなくなります。旅行博でパンフレットをかき集め(もらいすぎ注意!)、妄想旅行をしましょう!
見本市会場
●復活祭 Ostern
英語ではイースター(Easter)ですが、ドイツ語ではオステルン(Ostern)と言います。復活祭は、キリストが十字架にかけられて亡くなった3日目に復活するお祝いで、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日、だそうで(やたら説明がややこしい...)、毎年日付が変わります。年によって、3月になったり4月になったり、前年から大幅に日程が変わることもあるので、カレンダーを見ないといつがイースターだか分かりません!キリストがお墓から出て復活したことを、ヒナがタマゴから生まれることに結びつけているイースター・エッグ、そして多産で生命の象徴であるイースター・バニーが街のあちこちで見られます。ドイツに来るまで、キリスト教徒にとって1番大切なイベントはクリスマスと思っていたのですが、なんと復活祭が1番重要だとのこと。毎年復活祭を迎える時期は、待ち遠しい春が来る時期でもあるので、ウキウキしてしまいます。
毎年イースターになると現れるLindt社のラビット・チョコ
【4月】
イースターを過ぎると、冬の銀世界から、春の鮮やかな花世界へ一気に変わります。
●お花見 Kirschblüte
日本の春と言えば、お花見!天気予報では桜前線と共に、桜の開花予想がなされます。インターネットでも各地の桜の開花状況を確認することができるので、開花に合わせてその場所に出向くことができます。ドイツには残念ながらそのような便利なシステムはありませんが、4月半ば頃から道や公園で桜を楽しむことができます。ベルリンの壁が崩壊した直後の1990年に、テレビ朝日系列主催の「さくらキャンペーン」で桜の植樹のための寄付金を募り、壁の跡地に9000本以上もの桜の木が植えられたそうです。その桜が育ち、現在では見事な桜並木になっています。こちらのホームページで桜が植えられた場所や本数が分かります。南ベルリンのTeltow (S25 Lichterfelde Süd駅から徒歩約10分、Paul-Gerhardt-Str沿い)や、東ベルリンのMarzahn にあるGärten der Weltの日本庭園・中国庭園・韓国庭園、ポツダム郊外のFerchにある盆栽庭園などで桜祭りが開催され、ドイツ人の心を和ませています。オススメの桜の名所はこちらです。
【5月】
まだまだ肌寒い日もありますが、オープンカフェを楽しむ人が続々と出てきます。
●Tulipan
4月半ば~5月半ばまでBritzer Gartenで開催されているチューリップ祭。5月初旬が見頃です。カラフルなチューリップの花畑に感激!アクセスは不便ですが、毎年行く価値があります。8月末~10月末まで開催されているダリア祭もオススメです。
体験レポート 2008年
【6月】
気温も安定し、過ごしやすい日々が続きます。貴重な太陽の光を楽しみます。
●DMY (International Design Festival Berlin)
6月初旬に5日間開催されるデザイン・イベント。世界中の若いデザイナーによる家具や雑貨が展示されていて、毎年ステキな作品に出会えます。2015年度は6月10日~6月14日まで開催。以前はデザイン・マイとして5月に開催されていました。作品コンセプトについて聞いたり、スモールトークをしたり、デザイナーと直接話せるチャンスがあるのでおもしろいです!旧・テンペルホフ空港がメイン会場ですが、開催期間中はベルリン各地のギャラリーやショップでもイベントを楽しむことができます。
体験レポート 2008年 2009年以降の写真
●フランス祭り
6月半ば~7月半ばまでCentre Français de Berlin (U6 RehbergeまたはAfrikanische Str.から徒歩数分)で開催。ブースは少し安っぽいですが、フラムクーヘンやクレープ、ワインなどプチ・フランス食体験ができます!同時期にテーゲル空港近くのもう1つの会場でVolksfestも開催されます。
【8月】
残りわずかな夏日を楽しもうと、公園やオープンカフェが大にぎわい!
●Lange Nacht der Museen
2013年まで年に2回開催されていましたが、2014年以降毎年1回のみの開催となりました。8月末の土曜日の夕方18時~夜中の2時まで100以上の美術館や博物館を楽しむことができます。入場できる美術館は毎回異なり、有名美術館から今まで行ったことないような小さな美術館まで、夜遅く(早朝?)まで芸術鑑賞ができます。18ユーロのチケットで電車やバスも乗り放題、各美術館からシャトルバスも出ているので、移動も楽々!2015年度は8月29日に開催。
体験レポート 2007年 2008年
●Tag der offenen Tür
年に1回、8月末の週末に首相官邸と各省庁が一般公開されます。普段入れない官省庁の建物内を自由に見学ができ、オリジナルグッズももらえます!運が良ければ、首相や長官に出会えるかも!2015年は8月29日・30日に開催。
体験レポート 2007年
【9月】
半ばを過ぎると、秋の日差しに変わり、木々の葉っぱも色づいてきます。芸術の秋が始まります!
●Musikfest Berlin
8月下旬から9月半ばまでベルリン・フィルハーモニーで開催されるクラシック音楽祭。2015年度は9月2日~20日に開催。2012年はベルリンフィルだけでなく、ロンドンフィルやフィラデルフィア管弦楽団、かつて佐渡裕さんが指揮をしていたベルリン・ドイツ交響楽団などの一流オーケストラが毎日演奏しました。チケットも15ユーロ~でとてもお得!人気あるコンサートチケットはもちろんすぐに完売してしまいますが、普段クラシックに触れる機会の少ない人も気軽に楽しめる音楽祭です。
●Positions Berlin
9月中旬に旧・テンペルホフ空港で開催されるアート・メッセ ”Preview Berlin"が今年から生まれ変わり、"Positions Berlin"になりました (9月17日~20日に開催)。ベルリン、ロンドンなどの都市のギャラリーが各ブースでアート作品を展示しています。規模も内容も"Art Basel"には及びませんが、雰囲気を味わうだけでもおもしろいです。
2014年度は"Berlin Art Week"の一環として、様々なイベントが同時開催されました。
イベント写真 2008年
●Berliner Liste
"abc"や"Positions Berlin"と同時期に開催されている現代アート&写真フェア。2015年度は9月17日~20日に開催。世界の110以上ものギャラリーが参加するベルリン最大のアートフェアです。
●abc - art berlin contemporary
Positions BerlinやBerliner Listeと同時期に開催されている現代アートのイベント。2015年度は9月17日~20日に開催。世界の約110のギャラリーが参加し、各ブースでさまざまなダイナミックなアート作品が展示されます。
●Tag des offenen Denkmals
文化財保護法によって文化財として指定されたドイツ中の記念物が9月半ばの週末に一般開放されます。2015年度は、9月12日・13日に開催。ベルリンだけでも250ヶ所以上の教会、集合住宅、学校、美術館などの記念物でボランティアによる見学ツアーが開催され、普段は入ることができない場所も無料で見学することができます。あまりの数で残念ながら一度に全て周りきれません!
【10月】
紅葉、そして旬のカボチャのオレンジと、春とはまた異なる鮮やかな秋景色になります。10月最後の日曜日から再び冬時間に戻り、日本との時差は8時間になります(朝3時に2時に切り替わります)。
●紅葉
日本よりも1ヶ月以上早く秋が訪れるベルリン。9月半ば頃から葉っぱの色が赤や黄色に変わり始め、紅葉を楽しむことができます。オススメは、ライヒスターク周辺のカラフルな木々とポツダムのサンスーシー宮殿庭園にある菩提樹並木の黄色のカーペットです。外苑前のイチョウ並木を思い出します!
●Tag der Deutschen Einheit (東西ドイツ統一記念日)
10月3日は東西ドイツが統一された記念日です。毎年ブランデンブルク門前でコンサートが開催されたり、ブースが立ち並んだり、大にぎわいです。統一20年を迎えた2010年はライヒスターク前で盛大なイベントが開催されました。2014年度はベルリンの壁崩壊25年という節目の年なので、11月7日~9日までベルリン市内各地で多くのイベントが企画されました。その中でもベルリンの壁跡を8000もの白いバルーンの光で灯す"LICHTGRENZE (光の国境線)"が注目を浴びました。
体験レポート 2009年 2010年
●Festival of Lights
10月半ばから10日間弱にわたって、ブランデンブルク門、テレビ塔、大聖堂など60ヶ所以上の建物がライトアップされます。普段とは一味違ったベルリンの夜を楽しみませんか?2015年度は10月9日~18日に開催。もう1つのライトアップイベント BERLIN leuchtet もほぼ同時開催されています。
体験レポート 2007年 2009年 ライトアップ写真
【11月】
朝起きるとまだ真っ暗、夕方帰る時も真っ暗、、、寒さも厳しくなり、気の重い日々が続きます。でも、この月の楽しみは後半から始まります。
●Weihnachtsmarkt (クリスマスマーケット)
11月になると街中はすっかりクリスマスモードになり、11月後半からクリスマスマーケットも始まります。中には数日しか開催されないマーケットもあるので、日程確認をお忘れなく!11月のみ開催のオススメのマーケットは、Finnland-Zentrumのフィンランド・クリスマスマーケット(毎年11月半ば以降の週末に開催)、Christianskircheのデンマーク・クリスマスマーケットとSchwedische Viktoriagemeindeのスウェーデン・クリスマスバザーです(毎年11月の最後の週末に開催)。アットホームなマーケットですが、北欧のかわいい雑貨や食べ物を買うことができ、北欧の雰囲気を楽しめます。
【12月】
12月の楽しみと言えば、1日~24日までの日にちが書かれた窓をカウントダウンしながら開けていくアドベント・カレンダー(Adventkalender)です。毎日どんな絵が出てくるかワクワクしながら窓を開けます。24日はサンタさんの絵が多いですが、その他の日は意外な物が出て来る時もあります。最近は絵だけでなく、チョコレートやレゴなどのオモチャが出てくるカレンダーもあります。クリスマス前は日曜日も営業しているお店が増え、クリスマスプレゼントを買いに来たお客さんで大混雑です。クリスマスツリーは本物のもみの木を買うファミリーが多く、町中各地で様々な高さや太さの木が売られています。早く買わないとバランスのとれたステキな木を買うことができないそうで、みんな必死になって探しています。ちなみにドイツでサンタクロースはサンタさんではなく、聖ニコラウスと呼ばれています。いい子にしていると、12月6日(聖ニコラウス・デー)に、お菓子やちょっとしたプレゼントが靴下に入っているそうです。そして24日は、"天使"からプレゼントをもらうそうです。子どもたちはたくさんのプレゼントをもらえていいですね。24日午後から26日まではお店も閉まり(25日と26日は祝日)、町中もとっても静かです。ドイツでは、クリスマスは家族でのんびりゆったり過ごしますが、大晦日は友達たちと飲んで、飲んで、飲んで、食べて、カウントダウンして新年を迎えるのが主流のようです。大晦日の夜はあちこちで花火が飛び交い、まるで戦争のようです...
●Weihnachtsmarkt (クリスマスマーケット)
12月になるとドイツ中の町でクリスマスマーケットが開催されます。ベルリンでも100カ所近くマーケットが開かれ、毎週末マーケットのはしごで大忙しです。大きなマーケットの前には大型バスが何台もとまっています。グリューワイン(ホットワイン)を片手にソーセージを頬張っている人たちがたくさん!マーケットではクリスマスのオーナメントだけでなく、さまざまな手作り品も売られているので、クリスマスプレゼント&お土産探しに最適です。オススメは、デザイン系のHoly.Shit.Shopping、Kreuzbergのクリスマス・フリーマーケット、Mexikoplatzのアドベント・アートステーション、Mitte区のSophien通りで開催されるエコ・クリスマスマーケット、ジャンダルメン広場のマーケットです。その他のベルリンのマーケットリストはこちらまたはこちらをご覧ください。寒さも本格化し、夕方4時で真っ暗な日々ですが、マーケットで心も体も温まります!
体験レポート 2009年 2010年
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