2008年5月
アートめぐり [ベルリンアート]
投稿日時:2008/05/27(火) 10:15
昨年の今頃は病気三昧だったなあ、と振り返りながら、ちょうどその時行ったデザインマイを思い出しました。今年もそろそろ!と心待ちにしていたのですが、時期が近づいてきてもポスターなどの情報を全然見かけず、疑問に思ってホームページを見たら、”DESIGNMAI PAUSE(= DESIGNMAI BREAK)”と書かれていたのでちょっとビックリ。その代わりに(?)、21日~25日までDMY International Design Festivalという新しいイベントが開催されていたのでのぞいてきました。
どうやらこのイベントは、毎年開催されていたinternational exhibition on young design trendsというイベントの拡大版らしく、今年はベルリン各地、約40ヶ所でドイツ・世界の若手アーティストの作品が展示されていたそうです。アリーナでの大イベントや、小さなギャラリーや大使館でのさまざまな展示があったので、散策も兼ねてまわってきました。
展示と建築の両方を楽しめるのは、北欧大使館。スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランドの北欧5カ国の大使館で、行くたびにたくさんの旅行パンフレットをもらって帰ります。建物の中に光がたくさん入ってとても開放的、ガラス・木・コンクリートのモダンな建築です。そして展示もいつもおもしろいのでお気に入りの場所です。今回は自然をテーマとしたノルウェーのグラフィックデザイン展でした。展示には鮮やかな蛍光グリーンが使われていたのですが、建物全体がシンプルなデザインなので、ポイント色になっていい感じ。建物はそんなに広くないのですが、空間をうまく使っています。
NatureのNの先が木の根になっている!
ブランデンブルク門前では、自転車のレースをやっていたせいか大混雑!サングラスにヘルメット、パッツパツのハーフパンツの自転車族とその応援団であふれ、すごいことになっていました。
Hauptbahnhof(中央駅)近くにあるモダンなガラス建築のInternationales Design Zentrum Berlin (IDZ)ではイスラエルのデザイン展をやっていました。イスラエルのデザインってどんなの?と思っていたのですが、デザインだけ見るとイスラエルと思えないような、欧米風モダンデザインでした。細長い建物の中に花瓶、時計、カバン、照明などさまざまなデザインが展示されていました。展示のテーブルが、なんとなくお相撲さんのおしりに見えたのは私だけ?!
細長い建物
左の正三角が重なるとユダヤのダビデの星になっています
パンフレットの入れ物も上の作品の一部?
Daadgalerieでこんなのも発見!パレスチナ系イギリス人のMona Hatoumによる"Hanging Garden"だそうです。
ここのギャラリーではいつもおもしろい展覧会がやっています。
DMY International Design Festivalと同時にBerlin Biennial for Contemporary Artもやっていたので、一緒にまわってみることにしました。ビエンナーレと言えばヴェネツィアですが、ベルリンでも1996年から2年に1度開催されているらしく、今年は5回目だそうです。知らなかった!全4ヶ所で開催されていますが、そのうちの1つの(無料で見られる!)Skulpturenpark Berlin Zentrumに行ってきました。ここの公園、はるばる歩いて行くわりには中途半端な作品が多く、これだけ???と、いつもガッカリさせられますが、今回もまたよく作品を理解できないままその場を去りました。誰かの解説があると理解できるかな。でもこうして写真を並べてみると意外とユニークな作品が多いかも!
それにしてもこんなにたくさんのアートイベントを街中あちらこちらで同時に開催しているところがベルリンのすごいところ!
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